(1)20歳未満の学生の方の状況
- 14歳男性 2級 先天性障害
聾学校入学時聴力は90デシベルでしたが、その後進行し130デシベルスケールアウトになり、何の補聴器でも音を捉えることができず、補聴器の装用はありませんでした。
「ザ・響き」で音楽を聴いていただき、歌詞カードを見ながら唄いました。
また、トランスデュサーを2個使うことによって、より聞こえがよくなり、名前を呼んでも理解でき、生活音も50%程度は理解できました。現在、勉強に使用しています。
- 14歳男性 2級 先天性障害
現在、聾学校に通学しており、従来の補聴器では音の区別ができませんでした。
「ザ・響き(笑耳君)」の装用後、音楽、テレビの音にたいへん驚かれ、身の回りにいろいろな音があることに気がつかれました。装用3日後に、ご両親、兄弟の呼びかけの声の区別と、「さ行」の区別ができたと報告がありました。
一ヶ月後に再テストしたところ、生活音は全て正解になりました。また、小さな音に対する反応が飛躍的に高くなりました。
- 14歳女性 2級 先天性障害
最初に音楽を聴いていただくことにし、持っておられた酒井のり子のCDでまず「青いうさぎ」を聴き、「こんな音楽だったんだ!」と感動されていました。2曲目はスローテンポの曲のため、これまで気導式補聴器では聴くことができませんでしたが、「ザ・響き(笑耳君)」使用で、初めて聴くことができました。
2週間程度の学習で、お母さんとの会話なら口を見なくてもほとんど理解できたとの報告がありました。
また、小さな音・・・たとえば「本をめくる音」「黒板に書くチョークの音」も聞こえると喜んでおられます。
現在は、勉強と音楽鑑賞に使用されています。
また、1ヶ月経過後、気導式補聴器での音の認識も高まったとの報告がありました。
2ヶ月経過後、塾の先生と電話で会話ができたとの報告もありました。
- 19歳男性 2級 先天性障害
気導式補聴器を装用しているが、言語明瞭度はまったくなく、口読理解していました。
従来の補聴器装用でのテスト過程をお母さんが見ておられ、「こんなに聞こえていなかったのか」と驚いておられました。
「ザ・響き(笑耳君)」装用後、「音楽がこんなに素晴らしいものかと感動した」「小さい音、高い音、低い音がよくわかる」と報告がありました。
3週間経過後、ほとんどの会話は口読なしでできるようになりました。
3ヶ月経過後、私どもとの電話での会話ができました。
- 14歳女性 2級 先天性障害
70デシベルであった聴力が急に悪くなり、補聴器の装用もなくなっていました。
「ザ・響き(笑耳君)」のテストをしたところ、「みんなの声が聞こえた」と喜んでおられました。
- 8歳女性 2級 先天性障害
平均聴力110デシベル。
「ザ・響き(笑耳君)」を装用して音楽を聴き、大変よろこびはしゃいでおられました。
3日間は喜んで装用していましたが、ゲームに夢中になっていたためお母さんの呼びかけに答えず(聞こえていたが返事をしなかった)、ケンカになり、その後20日間は全く装用してくれませんでした。
1ヶ月後、少しづつテレビ、音楽で興味を持たせて装用してもらえるようになりました。
2ヶ月後、お母さんとの会話は80%の理解が口読なしでできるようになりました。
お母さんが早口なため、単語で区切って、ゆっくり、はっきり話していただくようお願いしておきました。
- 13歳男性 2級 先天性障害
最初は見かけで嫌がっていましたが、音楽をしばらく聴いて興味がではじめ、「いい気持ち」と、本人は上機嫌になりました。
現在貸し出し中ですが、少しづつ音への理解と興味が増しているところです。
(2)内耳手術を勧められた京都在住のO.S.さん
- 48歳男性 2級 薬害
20歳の時の薬害で、突然聞こえなくなり、その後どんな補聴器を試されても聞こえが得られず、最近内耳手術を勧められた。が、術後のリハビリを見学して、その大変さを知り、また手術で必ず聞こえるようになるとはかぎらないということで、「ザ・響き(笑耳君)」に期待をかけられました。
「ザ・響き(笑耳君)」装用1ヶ月後、いろいろな音(スリッパの音、食器の音、話し声など)が聞き分けられるようになりました。また、「車の運転中にサイレンの音が聞こえた」と、喜んでおられました。
その後、朗読をし、ご本人の声のフィードバックの練習をし、現在では、
(1)発音が明瞭になり、誰でもこの方の話を理解できるレベルになりました
(2)言語認識は、3節単語の練習をしたのちは、80%の正解率でした
(3)口読はほとんどできず筆談だけでしたが、聞こえと口読で、かなり理解できるようになりました
(3)内耳手術を受けられた名古屋在住のNさん
- 50歳代の男性 2級
内耳手術を受けられており、会話は口読を含めてよく理解されていました。
「ザ・響き(笑耳君)」装用で音楽を聴いていただきましたところ、「綺麗な音が聞こえる」と喜んでおられました。
(4)野田市在住
- 95歳女性
1年前より、どの補聴器でも聞こえが得られなくなり、補聴器の装用はありませんでした。
聴力テストでは全てに反応がありませんでしたが、「ザ・響き(笑耳君)」装用で、ゆっくりした会話であれば聞き取ることができました。
3週間の装用後、聴力が戻り、装用なしでも聞こえが得られるようになり、たいへん喜んでおられました。
医師である息子さんのコメントとして、「ザ・響き(笑耳君)」により、内耳、神経のリハビリが行われ、再び聞こえが得られたということが精神的なリハビリにもなり、聞こえるようになったのでは」と、いうことでした。
(5)世田谷在住のY.T.さん
- 85歳女性
85歳の平均聴力の65デシベルで、最近3つ目の補聴器を購入しましたが、どの補聴器でも小さい声や複数の人との会話、またテレビの音が聞き取りにくい状態でした。
「ザ・響き(笑耳君)」装用で、テレビはもちろん、電車の中での車内放送もよく聞こえた、と本人も喜んでおられ、娘さんはじめご家族も「大声で話さなくてよくなりました」と、いうことです。
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